カットの工程を紹介していきます
今日モデルをしてくれたのは、スペインから来たsaikaさん。許可を頂いたので、カットの工程を追っていきますね!
Before
髪の量はかなり多い
クセ有り(特に生え際がかなり強い)
膨らむ・すこし固め・太さは普通
顔型は卵型だが、丸く見えている。
メイクやファッションは、ナチュラルが好み♪
最終的なイメージは、クセを活かしたナチュラルなロング。
そのままの素材を活かして、saikaさんの本来の可愛さを引き出すのが目標。
まずは、骨格や髪質をしっかり頭の中に入れる。
それから、髪が濡れた状態で、カットしていきます。
髪をゆらしながら、骨格に合わせながら、柔らかく梳かす。
乾かしただけでまとまるように切っていきます。
濡らした状態で切ると、柔らかい質感を作りやすく、
クセを活かしやすい。
ですので、乾かすと既にまとまりが出ます。
乾かした後は、一束一束細かく調整をかけていきます。
骨格やクセ、ボリュームに合わせて点で毛束を引き出す。
更に点で細かく根元から毛先まで調節して切っていきます。
こうすることで、ボリューム・骨格・クセ・毛量など全ての調節をしていきます!
右は何もしていない乾かした状態と、
左は細かく束で調節した状態です。
細かくきっていくと左右でボリュームや、
毛束感はココまで違ってきます。
重さを取っていない、正面から見て左側も、
乾かしただけで形が整いまとまりがあるのが分かると思います。
そこに細かな調節が入ると右側のように、
かなり収まりバランスが良くなります。
調整した後と前で形も動きも誰が見ても全く違うのが
分かると思います。
膨らみやすい人・クセの強い人・髪が太い人だとこれだけで、扱いやすさが全く変わってきます。
逆にペタンとするという人は、毛束感を作る事で立体的に見えペタンと見せないように出来ます。
写真も、ボリュームはなくなっていますが、立体感はより綺麗に出ていますよね。
今度は、前髪のくせを見ていきたいと思います。
前髪のクセ
顔周りにクセがかなりあります。チリつきやすい毛と、細かなクセ。
これも、馴染むようにカット出来ます。
クセの強さをとる事で、前髪のおさまりがかなり良くなっています。
実は、更にクセを利用して髪を流した時に顔が小さく見えるように切っているんですよ☆
また、お顔が中高く、立体的に見えるように、乾かしただけでおでこの形に合わせて
毛先が丸くなるように切っています。
輪郭になる部分は、骨格にフィットさせています。
目の形にも合わせて、目がキレイに見えるようにもしています。
前髪は印象を作る、一番大切な所になるので、かなり細かく気を使って切っていきます。
ダメージケアカット
重さの調節・前髪が終わった所で、ダメージケアカットに移っていきます。
近くで見ると意外と傷んでいます。
毛先を軽くスカスカにしたくないので、厚みはなくならないように、傷みだけを狙って切っていきます。
パサパサした部分をなくしていくんです。
カットで傷みが現状より良くならなかったら返金と言ってるくらいですので、髪本来のツヤと活かすことにこだわりをもっています。
トリートメントをしなくても髪がキレイになっているのを見ていきましょう。
Before
After
ビフォー・アフターで比べるとかなり綺麗になりました!
トリートメントなしでもカットだけで、ツヤは出る。髪は生き返ります。また、傷みがなくなっているので、毛先の黄色いギラつきもなくなります。
元の髪質がツヤのある髪でしたので、それを今回は活かしています。
最後に柔らかい動きを、鎖骨、胸元に合わせながら作って完成です!
長さは大きく変えていないのですが、かなり切ってるのがわかります。
それでも、毛先はスカスカにならず、短い毛が中から出てくる事もないんです。
最後はセット剤はなし。
ガリカオリジナルの、ヘアバームだけをつけて終わりです。
クセを活かして切っているので、
アイロンもブローも何もしていません。
ただ、クセが活きて見える。
そういう風にしています。
それでは、少しメイクを足して、
最後に仕上がりを見ていきましょう!!!
仕上がり
仕上がりはココまでかわります。
本当にアイロンもセット剤もなし!加工などの、ごまかしはありません。髪を活かしています。
Before
After
髪型だけでなく、全身のスタイルがよく見えるのがわかると思います。
首・鎖骨・胸元に動きをつけているからこそ、全身キレイに見えるんです。
長さを大きく変えなくても、変えることが出来ますよ!
最終的に、骨格も、スタイルも、『 似合う 』には関係ありません。それは、キレイに見えるように切るから。
ですので、骨格やスタイルを気にせず、やりたいスタイルがあるのなら伝えて下さい。
私たちGallicaのスタイリストは、全部受け入れて、アナタに似合うスタイルを提案させて頂きます。
それでは、ご予約お待ちしております。